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成人稽古の休止 ~感染症対策



新型コロナウイルス感染症への対策として、
この4月より当面の間、一般部 (成人) の稽古を休止することにいたしました。

新型コロナについては、日に日に警戒レベルが上がっています。

その中でも成人は社会に出ているため、
未成年の学生に比べると ウイルスを持ち寄る可能性が断然高いと言えます。
電車に乗り、いろんな人に会い、時には誰かと飲食をする機会もあるかも知れません。
その身体で週に数回集まって、汗をかき、呼吸を乱し、接触しあう事は、
それなりにリスクの高い行為です。
各自が感染しないことはもちろん、各ご家庭に持ち帰らないこと、
そして何より私が道場の子供達に移さないこと、が肝心です。

一方、少年部 (幼児~小学生) と 中高生の部は、稽古を継続します。

最新4/1の厚生省 専門家会議の提言でも、
「子どもは、地域において感染を拡大する役割をほとんど担っていない」
「県という大きなくくりではなくて、地域や生活圏ごとの状況を踏まえて判断していくこと」と述べられており、
学校再開を延期する場合についても「子供達に大人が移さないこと」が狙いとされています。

「大人が感染拡大し、それを子供達に移す」
これが子供の集まる場所で一番避けるべき事態です。

成人が道場で汗をかく時間をなくすことで、
自粛自粛の子供達に、
思いっきり運動できて、友達と会える場所を
できるだけ安全に提供したいと思います。

これまで通り「一番危ないのは私」です。
私自身の健康管理・感染予防が最重要ですね。


成人道場生の皆さん、
3/12の「加美・亀井 稽古参観中止」の後半に書いたように、
社会人である我々には、社会での役割があります。
加えて家庭への責任もあります。
この状況下でも、できる仕事、やるべき仕事はこなしていくことが望ましいと思います。

しかし平常時でない今、
仕事に加えて「空手の稽古をする」というのは、
いくらそこに志があっても、プロスポーツ選手でもない限り、
端から見れば「好きなことをしてる」に過ぎないでしょう。
稽古したい気持ちは辛抱して、それぞれの持ち場で頑張りましょう。


未知のウイルスが相手なので、
どの判断が正解かなんて、誰にも分かりません。
ひと月くらい様子見して、何らかの形で稽古を再開するかも知れません。
しかし、現時点の私の判断は以上です。